2023かごしま総文囲碁部門・結果等レポート

令和5年7月31日8月1日に鹿児島県指宿市総合体育館で

第47回全国高等学校総合文化祭鹿児島大会
2023かごしま総文

 47の結晶 桜島の気噴(いぶき)にのせ紬(つむ)げ文化の1ページ

の囲碁部門が開催されました。

全国高校総合文化祭は全国47都道府県で持ち回り方式として開催されるため、第47回つまりかごしま総文で1巡目が全て終わるという記念すべき大会となります。ただ、当初は演劇など一部の部門でスタートして、囲碁部門は第18回の94愛媛大会から開催されることとなりました。

今回のかごしま総文囲碁部門は男子個人戦、女子個人戦、都道府県団体戦(男女混成3名1チーム)の3種類の競技が行われました。

団体戦の男女混成チームは、必ず男女が入っていなければなりませんが、女子が2名も可なので隣県宮崎県代表など数チームが女子選手2名でした。

囲碁の団体戦では状況によっては男子と女子が対等な立場で戦う場合も出てきます。数多く競技はありますが、『男子と女子が完全対等な形で公式に競技する』のはこの総文祭囲碁部門の大きな特徴の1つと言えます。

また、個人戦と団体戦の両方を出場することは出来ないため、チームによっては団体戦に主力を集めたり等、チームごとの戦略もありました。

全国高校選手権と異なり不戦勝を除けば個人戦も団体戦も2日間で基本的に6試合行います。

偶然とはいえ、一週間前の高校選手権個人戦で優勝した男女ともに第5試合で敗れて、その勝った相手が全勝優勝しました。

また、団体戦では兵庫県が一人も負けずに5回戦まで終了。最終第6回戦でも大将戦で大石を召し取って早い決着。関係者の間でも兵庫県が優勝しそうという声も聞かれる中、神奈川県は残り2人が勝利して逆転優勝。

個人競技が主体の文化競技とはいえ、団体戦が人気なわけも分かります。

2023かごしま総文囲碁部門入賞者は公式サイトでご確認ください

(画像は前日会場入りして説明などを受ける講師棋士の御三方が休憩中に名人戦プレーオフの検討してる様子)


1日目の競技が終わった後は生徒交流会。

囲碁棋士Youtuberとしても大人気の飛田早紀二段と生徒代表の生実況。「トビサキ」チャンネルのファン、視聴者も多いので盛況でした。


その後に行われた連碁。

これが大好評で、級位者の生徒が優勝争いする生徒に相談したり、前に打った生徒のミスを強い生徒がフォローに回る、まさに参加者全員で勝利へ紬いでいく盤上と、トビサキ先生の進行もあって笑いの絶えない生徒交流となり、優勝した生徒ですら一番楽しかったことに挙げてくれるほど盛り上がりました。

(連碁の手番。実際は一人2手ずつ打って交代)

今回の審判・講師棋士は鹿児島出身の中小野田智巳九段水間俊文八段、そして鹿児島県内の高校生たちが本も所有するほどのファンの飛田早紀二段でした。

トビサキ先生はスラーっとしたモデルさんのような美しさなのに、とても気さくで常に笑顔で引率教師や生徒達からも大人気でした。


コロナが5類になったことと、指宿という全国有数の温泉地、そして将棋の人たちからの聖地ということもあり、親族など一般の観戦者がかなり多く運営の高校教師や生徒達は非常に大変だったと思います。某プロ棋士もプライベートで観戦旅行で来ていました。

それでも多くの方々から高評価のお言葉を頂けたのは、運営の高校教師や生徒達、引率顧問、参加生徒、そしてボランティアの生徒たち皆さんが紬いだ結晶だと思います。

都道府県予選も含めて関係した全ての皆様に鹿児島県連として感謝を申し上げます。


なお、2024年以降、高校総文を開催される都道府県の囲碁部門関係者の方で、質問などございましたら、遠慮なくメールをお送りください。

mailto:kagoshimakiin@gmail.com

0コメント

  • 1000 / 1000